この言葉を聞いて皆さんはどう思うであろうか?
これは、PANA時代の携帯電話開発に従事していた開発現場の社員の言葉である。 品質が安定しないことに対し社内コンサルティングを依頼されてヒアリングした時の現場の言葉であるが現場の意見に対し小谷田的には「そうなるだろうナ」と予想をしていた言葉であった。
この原因は、第1に、カスタマである溜池山王がやるべきことをしていなかった(役割を果たさなかった)ため、サプライヤ現場技術者のモチベーションが下がったことによる。
第2の原因は、カスタマが役割を果たさないことに対しサプライヤの経営層が何も声をカスタマに対し挙げず、部下である現場に責任を押し付けたこと(経営層としての役割を果たさなかったこと)による。
以上の2点の原因による、開発現場の防衛機能が働いたのである。
この原因が発生した真の原因は、小谷田のトレーニングで話す。 今の自動車業界が衰退するのが、小谷田のトレーニングを受講することで「溜飲が下がる」ことになるのでご期待を。
以上の結果、日本人の大好きな消耗戦に陥り、外界環境の変化についていけなくなり携帯電話事業は衰退していった。 携帯電話開発の消耗戦当時、開発現場の技術者がスキルを身につけていればよかったのだが、ただただ、「忙しい、忙しい。」と、時間を費やしてしまい、結果、エビデンスを作り説明責任を果たすこともせず、生産性の言葉も忘れ時間を無駄に消耗する負のリソース(腐った林檎)となってしまった。 この負のリソース(携帯電話開発に従事した輩)が、大挙して自動車業界に参入し、QCD不良を招いている。 この7年間、自動車に関与する組織を見てきたが、日本の組込開発の将来は無い、と感じた根拠の一要因である。 あなたの役割は何ですか、責任は?、組織から期待されていることは何?、・・・このような質問をしても誰も、答えられない・・・・、こんな組織は、松下通信工業時代には許されなかった。
生産性の言葉が議論できず、説明責任を果たすために何をしなければいけないか、が判断できない負のリソースが大量に入ってきている今の自動車業界の開発に未来はない。 なぜ、ISO26262が開発されたのか、電気・電子装置の故障がサービスに与える影響の恐ろしさ、が理解され、組込技術者として何をすべきか、リスクは何か、個々人としてどう行動し何のスキルを身に着けるべきか、・・・・、本当に真面目に考え行動しないと家族は守れなくなりますヨ。
このH.P.の最初に記載した「開発現場技術者のスキル向上が小谷田のモチベーション」と書いているが、小谷田ができることは、皆に考えるきっかけを与えるだけ、であり、どう行動するかは教えることはできない。どうしたらよいか、は、小谷田は引き出しを∞に持っているので話せるが・・・・。
注意:小谷田の話で、「松下通信工業」の言葉が頻繁に出てくるが、これは、松下電器の文化とは異なるから記載している。まして、PANAとも全く異なる。
当時は、松下通信は、松下電器からすると言うことをきかない、「目の上のたん瘤」であった。 松下電器は、「鍋窯のまねした」であり、松下通信は「官公需のまねした」であった。
即ち、松下通信は製品の品質を第1に考えていた。これが、安全に関与するする組織と安全に関与しない「鍋窯」組織との違いであった。
組織の文化は大切である。「社員を活かす」文化を持つ組織でないと、これから、もたない。